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良い姿勢・悪い姿勢
質問と回答
良い姿勢、悪い姿勢って?

誰しも子どもの頃に「姿勢が悪い」と注意を受けたことがあると思います。いわゆる「良い姿勢」とは、左の写真のように耳、肩、股関節の出っ張り、くるぶしの少し前が一直線になっている状態を指します。
左の写真は代表的な悪い姿勢を少し誇張したものですが、右の写真に比べて耳が肩より前に出ているのが分かると思います。例えばこのような姿勢では肩こりになりやすかったり、腰が痛くなったりなど様々な影響が出ると言われています。

姿勢が悪くなる原因はなに?

姿勢が悪くなる原因はたくさんありますが、例えば足を組む、カバンを片側にばかり持つ、パソコン作業の時画面の高さがあっていないなど、日常生活のちょっとしたことが積み重なって起こることがほとんどです。そういったことが繰り返された結果、筋肉が弱ったり固くなったり、左右のアンバランスを起こしたりして、正しい姿勢を保つのが難しくなってきます。
姿勢を良くするためには、日常生活を見直していく必要がありそうです。また、脊椎圧迫骨折や側弯症など、背骨の病気によって姿勢が変化してしまうこともあります。
悪い姿勢は身体にどんな影響があるの?

一般に悪い姿勢と言われる状態では、筋肉や関節への負担が増える他、肩こりや腰痛、関節痛などを引き起こしやすくなったりするといわれることがあります。また、高齢の方では背中が丸まることによって転びやすくなったり、腕が挙がりにくくなったり、気分が落ち込みやすくなったりすることなどがわかっています。
悪い姿勢が必ずしも何らかの症状を引き起こすとは言い切れませんが、無理のない範囲で良い姿勢を心がけることは若々しく見える他、健康面でも良いことがありそうです。
悪い姿勢をチェックする方法はある?

壁に背中を付けて立ち、あごを引いて軽く胸を張ります。後頭部・肩甲骨・お尻・かかとを壁につけ、腰の後ろの隙間に手のひらがギリギリ入るくらいの状態が良い姿勢の目安です。このとき、腰に手がすっぽり入ってしまうのなら反り腰の傾向があり、頑張らないと頭~背中を壁につけていられないのなら猫背や首下がりなどの傾向があるかもしれません。

姿勢を治すにはどうすればいいの?

悪い姿勢は、筋肉、関節、背骨、膝など多くの原因が考えられます。多くの方場合、弱っている筋肉を鍛えたり、固くなっている関節を柔らかくしたり、普段から姿勢を意識することで、ある程度改善していきます。はじめは意識して姿勢を正してもすぐに疲れてしまい、背中が丸まってしまうと思いますが、1週間も良い姿勢を意識して生活していると段々と慣れてきます。
背骨の病気や股関節、膝関節などの問題によって悪い姿勢となっている場合などは、適切な治療が必要となります。気になるときは整形外科で相談をしてみましょう。
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