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梨状筋症候群
質問と回答
梨状筋症候群ってなに?
梨状筋はお尻の深い所にある筋肉で、その下を坐骨神経が通っています。その梨状筋が硬くなってしまったり緊張してしまうことで坐骨神経を圧迫し、症状を引き起こす病態を「梨状筋症候群」と呼び、坐骨神経痛を引き起こす原因のひとつとして知られています。
梨状筋症候群にはなんでなるの?
梨状筋が硬くなり坐骨神経を圧迫することで症状を引き起こす梨状筋症候群。梨状筋が硬くなる原因は様々で、日常生活やスポーツなどで繰り返し負担がかかった場合や、股関節の異常による場合など多岐に亘りますが、はっきりとした原因が思い当たらないことも多くあります。
梨状筋症候群の治療はどんなことをするの?
梨状筋やその周りの筋肉のストレッチや、ブロック注射などの治療で軽快することが多いですが、難治の場合、手術で梨状筋を切開することもあります。
梨状筋症候群は治療よりもむしろ診断に難渋することが多く、適切な治療を選択するためには、同じく坐骨神経痛を引き起こす椎間板ヘルニアなどの病気との鑑別が必要です。レントゲンやCT、MRIなどの画像診断や、経験豊富な専門医の診断によって症状の原因をつきとめることが大切です。