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椎間関節性腰痛
質問と回答
椎間関節性腰痛とは?

背骨は本体である「椎骨」と、クッションの役割をする「椎間板」からなり、それらが積み木のように交互に重なっています。一つ一つの椎骨は後ろで椎間関節という関節で繋がっています。この椎間関節が動くことで背骨は自由に曲がったり捻ったりをすることができるのです。
椎間関節、特に腰椎の椎間関節が炎症を起こしたり動きが悪くなったりすることで起こる腰痛を椎間関節性腰痛と言います。膝や股関節が痛むのと同じ状態です。
腰痛は左右どちらかに起こることが多く、時にお尻や太ももの裏にまで痛みが波及することもあります。
重症でなければ安静時には症状を訴えることはなく、腰を反らす・捻る動作で痛みが出現しやすいのが特徴です。
椎間関節性腰痛の原因は?

椎間関節性腰痛の原因は、椎間関節への繰り返される負担や加齢などが挙げられます。
椎間関節は、腰を反ったり捻ったりすることで負担がかかります。多少の負担なら問題になることはありませんが、過度に大きく動かしたり、何度も繰り返し動かしたりすることで徐々に腰痛を発症します。
椎間関節性腰痛の治療はどんなことするの?

発症してすぐは安静することで症状が緩和することが多く、装具療法(コルセット)や痛み止めの内服などを行います。ある程度症状が落ち着いたら、リハビリでストレッチや筋力トレーニングなどに取り組みます。症状が強い場合は椎間関節に痛み止めを注射する椎間関節ブロック(ファセットブロック)という治療を行うこともあります。
多くの場合予後は良好ですが、進行すると骨の変性・変形が進み、神経に影響を及ぼすこともあります。
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