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首の痛み(頚部痛)
質問と回答
突然首が痛くなりました。何が原因ですか?

首の痛みは大きく「筋肉や関節からくる痛み」と「神経の痛み」の二つに分けられます。
「筋肉や関節の痛み」は、筋肉の固さや循環の悪さ、関節の動きの悪さなどによって首が痛くなるものです。
「神経からくる痛み」は“頚椎椎間板”ヘルニアや“頚椎神経根症”など、首の病気によって引き起こされます。腕や手にしびれがあったり、力が入らなくなってしまう、また、箸を使ったりボタンを留めたりなどの細かい手先の作業がしにくくなったなどの症状がみられる場合はそれらの病気が強く疑われますので、整形外科の受診をお勧めします。症状がひどければ手術をする必要があるかもしれません。
当院では、首の痛みの原因を探る脊椎ドック(脊椎精密検査)から、頚椎椎間板ヘルニアの手術まで、脊椎に関する専門的な治療を行っております。詳細は以下よりご確認ください。
首の痛みで、どんな時に診察を受けるといいですか?

特に痛みが強かったり、長引く場合は医師による診察を受けてください。また、高い熱がある場合は特に注意が必要ですので、早めの診察をお勧めします。
痛み以外には、首から肩甲骨、肩、上肢がしびれたりする場合は首の神経が圧迫されている可能性があります。最悪の場合、放置すると力が入らなくなったりすることもあります。頚椎椎間板ヘルニアや骨などの組織が神経を圧迫していることが考えられますので、専門医の診察を受けるとよいでしょう。
首に強い痛みと熱があります。どんな病気が考えられますか?

首の痛みとともに、高い熱が出るときは椎間板や組織が細菌感染を起こしている場合があり、一刻も早く専門医による治療が必要です。治療が遅れると、手足が麻痺したり、最悪の場合、命にかかわることもあります。
また、Crown Dens syndromeという名前で呼ばれる病気もあります。これは上位頚椎の関節にピロリン酸カルシウムという物質が出てきて、痛風発作のようになります。基本的には良性の疾患ですが、強烈な痛みが特徴です。
首が痛い時はどうしたらよいですか?

痛みの原因にもよりますので一概には言えませんが、多くは特に何もしなくても数日から数週間で自然回復していきますので、あまり心配しなくても大丈夫です。
「動かせないほど痛い」ということでなければ、軽いストレッチや首の筋肉を鍛える体操などを行うのも効果的です。強く力んだり、長い時間うつむくような作業は避けた方が良いでしょう。
痛みがあまりに強かったり、長引く場合は、安易に自己判断で体操等を行うのは避けて専門医の診察を受けることをお勧めします。
手のしびれがあります。首が悪いと言われたのですが?

手がしびれる原因は様々です。首の骨である頚椎から、手先に向かって神経が走っており、頚椎椎間板ヘルニアや骨の変形などによって、その神経が圧迫されることで首から肩、腕や手にしびれを引き起こす事があります。また、頚椎以外にも、腋の部分や肘周辺、手首付近など、様々な部分で神経が圧迫され、同様の症状を引き起こすことがあります。
長期間神経が圧迫され続けると、治療を施しても後遺症が残ることがあるため、早めに専門医を受診する事をお勧めします。
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