教えて!先生!腰痛の専門医による安心アドバイス 監修:腰痛・ヘルニアの専門医療機関 あいちせぼね病院 理事長 伊藤不二夫

日常生活・ストレッチ・体操など

質問と回答

病院で腰の負担を軽減するために体重を減らしなさいと言われましたが、なかなか体重が落ちません。

昨今のブームもあり、様々なダイエット情報が氾濫しています。人気番組での宣伝や、芸能人を広告起用するなど、一見大変魅力的です。

しかし残念ながら、効果に関しては疑問符が付くものが多いように感じます。一時的に体重が落ちることはあっても、リバウンドしたり、最悪の場合健康を害することもあります。

減量には食事と運動の併用が最も効果的かつ確実です。メディアに惑わされず、正しい情報を選択する目を持ちたいものです。

マッケンジー体操って何?

マッケンジー体操はニュージーランドの理学療法士マッケンジーが提唱したエクササイズで、非常に大まかに言えば、腰を反らす運動を行うことで椎間板ヘルニアを含む腰のトラブルを解決しようというものです。

それまで椎間板ヘルニアなどに対しては、腰を反らすような運動は禁忌で、腰を丸めるような運動を行うことが主でした。そこに現れたマッケンジー体操は革新的であり、急速に広まったと言えます。最近、特に健康雑誌などで紹介されて一般にも認知度が上がっているようです。

歩いていると背中が丸まってしまいます。なんとかしたいのですが・・・

歩行中に背中が丸まってしまうのにはいくつかの原因が考えられます。筋力が弱い場合、背骨が潰れてしまっている場合、神経の通り道が狭くなってしまっている場合などです。

筋力が弱い場合は適した体操やストレッチなどで改善する事があります。

背骨が潰れてしまっていたり、神経に問題がある場合などは、病院で精密検査を行わないとわからないことが多いですので、まずは専門医を受診して頂くことをお勧めします。

女性の場合、妊娠中に腰痛が起こり易いとよくいわれますが・・・

妊娠中は出産のために関節がゆるくなり、骨盤が開いてきます。さらに体重が増えたり、お腹が大きくなることによる姿勢の変化から、腰痛を発症する女性は非常に多いです。

妊娠中は薬も使えず、大がかりな検査も出来ないため治療に難渋します。

対策としては、妊婦用のコルセットや腹帯の着用、母子に負担のかからないような軽い運動やマッサージなどがあげられます。身体に負担をかけない様、うまくリラックスして生活する事が重要です。

安静のためにコルセットを使用するように言われたのですが、一日中つけっぱなしでも良いものでしょうか?

コルセットは外付けの筋肉の様なもので、腰を外から保護してくれます。

たしかにコルセットをいつも着けていると、筋肉が弱ってしまう事もありますが、痛みを常に感じていることはそれ以上の弊害を招いてしまう事があります。

痛いことや、腰に負担のかかることをする時は着ける。それ以外の時は外してみる。などと、ご自身の痛みと相談しながらコルセットとうまく付き合っていけると良いですね。

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寝違えって何?

寝違えは、寝ているときの姿勢や、無意識の動きにより筋肉や関節に負担がかかって、炎症を起こしたり、筋肉が緊張して緩むことができなくなったりしてしまった状態の事です。

軽度なものであれば数時間~数日で症状はなくなりますが、元々首・肩こりがある場合や、頚椎に疾患がある場合などは重症化しやすく、なかなか症状が良くならないこともあります。

症状が全く治まらない場合や、腕や手にまで症状が出てくる場合などは頚椎椎間板ヘルニアなどの疾患も考えられますので、注意が必要です。

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あいちせぼね病院
東京腰痛クリニック
あいちせぼね病院 TEL 0568-20-9100
東京腰痛クリニック TEL 03-5537-3885

監修

伊藤 不二夫

医師 伊藤 不二夫

プロフィール

医療法人 全医会
あいちせぼね病院 理事長

日本整形外科学会専門医
医学博士
(名古屋大学 医学部卒・大学院修了)

伊藤 全哉

医師 伊藤 全哉

プロフィール

医療法人 全医会
あいちせぼね病院 院長

日本整形外科学会専門医
医学博士
日体協公認スポーツドクター
(名古屋大学 医学部卒・大学院修了)

三浦 恭志

医師 三浦 恭志

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医療法人 全医会
東京腰痛クリニック 院長

日本整形外科学会専門医
医学博士
(名古屋大学 医学部卒・大学院修了)

企画:河重 俊一郎
(あいちせぼね病院 理学療法士)

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