せぼねの手術・治療
PECD | 頚椎椎間板ヘルニアの手術
軽・中・重PECD:経皮的内視鏡下頚椎椎間板摘出術・前方アプローチ
頚椎椎間板ヘルニアに対しても一泊手術(全身麻酔)を平成19年9月より開始致しました。大きなヘルニアで、痛みが強いが骨棘が顕著でない場合に適応です。
3.5mm内視鏡下に2mm小鉗子で直接ヘルニアを摘出します。レーザー光線で髄核凹凸を凝縮固定化させます。
全身麻酔を基本とし、当日入院・手術、翌日退院です。手術当日歩行開始、翌日ヘルニア摘出後のMRIを確認し、頸椎ソフトカラー着用で退院です。
全医会グループは日本で唯一の経皮的頚椎椎間板ヘルニア摘出術が可能な専門医療機関です。
小サイズのヘルニアには、経皮的レーザー椎間板減圧術(PLDD)が適応です。PLDDは日帰り手術です。
経皮的内視鏡頚椎椎間板ヘルニア摘出術(PECD) の概略図



適応となる方
- 大きなヘルニアで痛みが強いが、骨棘が顕著でない場合
メリット
- 4mm操作管による世界最小・最短の手術です。
- 神経への接触がなく、術後癒着がありません。
- 傷口は4mmであり、カットバンのみで抜糸や消毒ガーゼ交換不要です。
手術の流れ

首前方より頸椎椎間板に針を刺入します

ヘルニア突出部に4mm操作管をもっていきます。

3.5mm内視鏡内に小鉗子を挿入、モニターで拡大します。

2mm小鉗子でヘルニアを摘出し、凹凸は熱凝固します。

手術前
大きなヘルニアがC5/6に存在します。

手術後
ヘルニアは見事に摘出されている
術式の紹介
頸椎前方刺入法 anteriorアプローチ
頸椎椎間板ヘルニアは、上はC3/C4から下はC7/T1(首の太短い方はC6/C7)までです。 レーザーの針は椎体後方の椎間板突出部にもっていかれ、直接ヘルニア部分を凝固収縮するようにします。熱量は患者さんが熱さや痛みを感じない程度です。 状況や反応を絶えずチェックしながら行ないますので、安全と言えます。




手術のリスク・副作用等について
脊椎の手術では主に以下のリスクがあります。
主なリスク
- 術部への菌付着による感染
- 神経損傷
- 術後血腫(術後の出血が神経を圧迫する)
- 血栓症など
当院ではこれらの可能性を少しでも低減するべく、リスク管理の徹底、治療機器の開発、診断機器の導入、技術の研鑽を行っております。手術に関するリスクについても詳細に説明いたしますので、ご心配事は当院医師にご相談ください。
PECD手術の金額について
自費診療の場合(一部保険適応)
一泊二日140万円(税別)
金額は診療内容や入院日数等により増減致します。詳細はお問い合わせください。
PECDをご希望の方
入院案内をご確認いただき、以下までお問い合わせください。
お気軽にお問い合わせください
総合受付 0568-20-9100(土曜日も診療・電話受付とも行っております)