外来案内:当院の手術・治療

全医会グループが対象とする症状・疾患や治療法

主な対象疾患

  • 脊椎疾患全般
    腰椎椎間板ヘルニア・脊椎すべり症・脊椎分離症・脊柱管狭窄症・脊椎圧迫骨折・頚椎椎間板ヘルニア・頚椎症・頚髄症・神経根症・側弯症など
  • その他整形外科疾患
    変形性膝関節症・変形性股関節症・肩関節周囲炎(五十肩)など

    脊椎以外の診療はこちら

主な対象症状

  • 腰痛・坐骨神経痛・手足のしびれ・間歇跛行(長い距離を歩けない)・首痛・肩こり など

主な治療

  • 保存療法
    ブロック注射 投薬 リハビリテーション など
  • 脊椎再生医療
    幹細胞上清液(エクソソーム・サイトカイン)やPRPによる脊椎修復術等
  • 手術療法
    内視鏡を用いた最小侵襲脊椎手術。
    出来るだけ小さな傷口、1泊からの短期入院で行っています(適応となる手術は症状により異なります)。
「できれば手術をしたくない」という患者様にも、最適な提案を行います。

全医会グループは、脊椎専門医療機関として手術法が豊富に有り、患者様の病状に適した術式を選択することが可能です。 以下が全医会グループが行う手術です。

腰椎椎間板ヘルニア

PLDD(経皮的レーザー椎間板減圧術)

軽度~中度ヘルニアに対する日帰り手術です。当院での実績は576件(2010年~2018年)ございます。しかしレーザー治療は適応が限定されておりますので、医師とご相談ください。

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Disc-Fx(ラジオ波腰椎椎間板ヘルニア熱凝縮術)

軽度~中度腰椎椎間板ヘルニアに採用される手術です。針を刺し、突出したヘルニア部分を小鉗子で摘出し、同時にラジオ波で熱凝縮します。ドイツ・米国を中心に始まった日帰り手術であり、局所麻酔で行えます。

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PELD(経皮的内視鏡下腰椎椎間板ヘルニア摘出術)

  • 椎間板ヘルニアに対する局所麻酔による手術で、入院は一泊で済みます。
  • 数週間の入院や大きな切開を要せず、骨・筋・靱帯等を切除することなく、かつ神経・血管に対してもほぼ接触することのない方法です。
  • 経皮的に1mmの針を刺し、腰椎では拡張管で6~8mmにまで筋間を広げて行う最小侵襲脊椎手術です。
  • 2~3日後にはデスクワークを行うことができるまで回復します。
  • 当院での実績は4777件(2007年~2018年)ございます。
  • 単純ヘルニアのみでなく、上下に移動したヘルニア、石灰化したヘルニア、骨棘狭窄を伴うヘルニア、巨大ヘルニア、頚椎ヘルニア等にも採用される手術法です。

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SELD(仙骨内鏡視下腰椎ヘルニア摘出術)

3mm操作管の中で1㎜の小鉗子やレーザーなどを使用し、内視鏡下にて直接ヘルニアを除去する手術法です。何椎間の手術でも一つの傷口からアプローチするため非常に低侵襲の術式となります。局所麻酔で行うため翌日退院可能で、アスリートから高齢者まで幅広い適応があります。当院での実績は94件(2016年~2018年)ございます。

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MED(内視鏡下椎間板摘出術)

MED法は、中~重度の椎間板ヘルニアに行われる手術です。
全身麻酔下で約16㎜の操作管を挿入し、内視鏡を用いてヘルニアを切除します。

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脊柱管狭窄症

PEL(経皮的内視鏡下脊柱管拡大術)

脊柱管狭窄症による間歇跛行(数十メートル歩くと腰痛や脚のしびれ等で休息したくなる)や、臀部・坐骨神経痛等が強い場合で手術対象部位が1カ所のみの場合に採用される手術法です。上記のPELDと同じ細い内視鏡を使用し8mm切開で、硬膜外麻酔もしくは全身麻酔下に1~2泊の入院で手術ができます。当院での実績は492件(2013年~2018年)ございます。2カ所以上の場合にはMEL法が適応となります。

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MEL(内視鏡下脊柱管拡大術)

脊柱管狭窄症による間歇跛行や、臀部・坐骨神経痛等が強い場合には、脊柱管拡大術MELが行われます。硬膜外麻酔もしくは全身麻酔下に10mm切開で2泊の入院で手術ができます。2カ所連続の場合は1円玉大切開一つで二カ所同時手術が可能です。3カ所の狭窄症では2.5cmほどの切開で3カ所同時に手術します。当院での実績は4091件(2007年~2018年)ございます。

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TLIF(腰椎椎体間固定術)

ヘルニアや骨による神経の圧迫を取り除いた後、ボルトなどで背骨の一部を固定する手術です。すべり症や、脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニアの比較的重度な場合などに用いられます。

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PE-LIF(経皮的内視鏡下腰椎椎体間固定術)

当院の中村オペセンター長が考案した脊椎固定術です。
従来のものに比べ細いスクリューを用い、可能な限り小さな傷で固定術を行います。脊椎分離症による腰下肢痛、脊椎すべり症による脚のしびれ等に用いられます。

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Epiduroscopy(仙骨鏡視下神経癒着剥離術)

軽度~中度の脊柱管狭窄症や、多発性脊柱管狭窄症、手術後神経癒着症候群の方に対して行われる手術です。尾底骨のところより1mmの内視鏡を用いて、硬膜外腔をきれいにお掃除する1泊入院の方法です。神経周囲の癒着が剥離され、神経の可動性がよくなります。当院での実績は396件(2008年~2018年)ございます。

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脊椎圧迫骨折

Vesselplasty(椎体増幅形成術)

脊椎圧迫骨折に対して行われる一泊手術です。急激に生じた圧迫骨折の痛みは寝返りや起き上がりが困難となり、徐々に猫背となり、背骨が丸く変形していきます。30分~1時間の局所麻酔で行われ、翌日退院ができます。カルシウムを主体とした新骨セメントを使用しますが、通常のBKPで行われているアクリル樹脂のような異物毒性・高熱発生・硬度過剰がありません。またメッシュの袋内に詰めるためセメント漏れが少ない等の長所を有しています。数カ所でも同時に行う事が可能であり、骨折早期よりの治療も適応となります。日本では全医会グループのみで行われる手術です。

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BKP(椎体形成術)

脊椎圧迫骨折に対する社会保険で可能な椎体形成術です。一カ所のみに限定されます。アクリル樹脂を主体とした方法であり、二カ所より針を刺して行われます。硬度がやや高いので、隣接の圧迫骨折を起こす率が少しありますが、疼痛の緩和にはとても有益です。約1週間の入院が必要です。

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慢性腰痛

ラジオ波過敏知覚枝焼灼術(リゾトミー)

変形性脊椎症等の腰痛では、後方の椎間関節が変性を示し、椎間関節包が肥厚し知覚神経が増殖過敏となってきます。リゾトミーは、痛みが過敏状態となった増殖知覚神経枝をラジオ波熱で焼灼し、過敏状態を治す手術です。局所麻酔で、2mm程の針を2~4カ所に刺入し行われます。20~30分程度で終了する日帰り手術となります。頚椎・腰椎にも行われ、腰痛や首痛にも利用されます。当院での実績は305件(2012年~2018年)ございます。

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SCS

背骨の近くにコンパクトな電極を埋め込み、微弱な電気を流すことによって痛みを和らげる治療法です。埋め込み後はリモコンによって患者様自身で電気刺激を操作し、痛みをコントロールすることができるようになります。術後の日常生活等にほとんど制限がないことも特徴です。

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頚椎椎間板ヘルニア

PECD(経皮的内視鏡下頚椎椎間板摘出術・前方アプローチ)

頚椎椎間板ヘルニアに対して行われる一泊手術(全身麻酔)です。大きなヘルニアで、痛みが強いが骨棘が顕著でない場合に適応です。
5mmの切開で手術を行います。当院での実績は166件(2007年~2018年)ございます。

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PECF,MECF(内視鏡下頚椎椎間孔拡大術)

頚椎神経根症は肩から腕の疼痛やしびれを生じ、肩甲部にも倦怠痛を起こしてきます。神経の通り道である椎間孔を拡大し、神経の圧迫を取り除く手術です。2泊入院、7~16mmの小切開にて行います。日本では全医会グループのみで行われている手術です。

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ACDF(頚椎前方除圧固定術)

頚椎椎間板に骨棘を伴う場合に行われる約1週間入院の手術です。当院での実績は135件(2008年~2018年)ございます。

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PLDD(経皮的レーザー椎間板減圧術)

軽度~中度ヘルニアに対する日帰り手術です。当院での実績は576件(2010年~2018年)ございます。しかしレーザー治療は適応が限定されておりますので、医師とご相談ください。

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頚髄症、頚椎症など

PECL,MECL(内視鏡下頚椎椎弓形成術)

上肢のしびれ・痛み・歩行困難・尿コントロール障害等を軽減します。神経を圧迫している骨、靭帯等を取り除き、神経の通り道である脊柱管を拡大する手術です。2泊入院、7~16mm程度の小切開にて行います。

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頚椎椎弓形成術

頚髄症は脊髄が障害を受け、手足に運動障害が出現する状態です。圧迫された部分のみを極力小切開で脊柱管を拡大します。約1週間入院で行われます。当院での実績は312件(2008年~2018年)ございます。

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脊椎再生医療

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その他

保存療法(手術以外の治療)

緊急性がない場合や、手術をするほどではない場合、手術が適応とならない症状等に対しては、内服やブロック注射、リハビリなどが第一選択になります

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