骨セメント注入法の危険性とあいち腰痛オペクリニックの安全な新手術法 -ヘルニア、脊椎圧迫骨折の治療・手術の専門機関-
骨粗鬆症と脊椎圧迫骨折
メッシュ袋の中に人工骨(ハイドロキシアパタイト)を充填する。リン酸カルシウム(Ca40%・リン20%)が主成分であり、セラミックと似て多孔性のため骨細胞との融合性に富む。

ハイドロキシアパタイト(HA)は歯エナメル質の 95%をしめるが、硬度・歪み率が海綿骨程度で硬過ぎないため、脆弱な骨粗鬆にも衝撃力を与えない。

袋から滲み出た人工骨は骨折空間を充填し、HAの多孔性も骨との絡みを一層促進する。重合時発生熱は58℃以下であり骨に熱障害を起こさない。また骨成長元素である天然ストロンチウムのブレンドは新たな骨増殖を促進する。


現在一部で行なわれ始めたセメント注入法はアクリル樹脂を使用するが、つぶれた骨を復元しようと量多く注入すると骨外に漏れる危険性がある。脊髄腔へ漏れると脊髄障害を起こし下半身麻痺を生ずる事も少なくない。また血管内に漏れると肺塞栓を起こし致命的となる。Dr.Bambangよりの提供写真

天然ストロンチウム(Sr)とハイドロキシアパタイトHAを基調とした人工骨を使用。
天然ストロンチウム(Sr)は珊瑚・歯・人骨に存在し、原子量88(一部86・87・84)の放射線を発しない骨成長促進元素である。Srイオンの直径はカルシウムイオンの直径より少し大きく、入れ替わりやすい。この結果骨細胞結晶化率が高くなる。骨粗鬆症や骨発育促進として薬物・サプリメントとして服用しており、放射性人工ストロンチウム89・90とは全く別次元の安全なもの。カルシウム・バリウムとともにアルカリ土類金属としてよく似た構造を持ち、レントゲン透視でよく見る事ができる。
ハイドロキシアパタイト(HA)は歯のエナメル質の95%をしめ、骨内にも存在する。
HAは人工歯根・歯エナメル質修復材としても利用されている自然の材料であり、生体適合性がよい。硬度も骨とほぼ同様で、ペースト状から固形に硬くなる際の重合熱も低いので骨壊死をおこすこともない。
*人工ストロンチウム(危険) :ストロンチウム90(Sr90)はチェルノブイリ原子力発電事故で問題となった放射性物質で、骨や骨髄を破壊する大変危険な人工元素。ストロンチウム89(Sr89)はβ線放射を利用して骨転移癌の癌性疼痛緩和に用いられるが、白血球減少等の副作用もあり放射線科専門医の管理下で扱われる。一方、天然ストロンチウムは歯・骨内に存在する全く自然の安全なもの。
PMMA(ポリメチルメタアクリレート:アクリル樹脂)を使用するが、本来はチタン人工関節と骨とを接着する骨セメントとして利用され、ハードコンタクトレンズにも利用される硬質プラスチックである。圧迫骨折の骨形成術にも利用され始めたが、ペースト注入後の発生熱が90~120℃となり、骨細胞壊死を引き起こしたり、発生ガスが血圧を下げたり不整脈を誘発する等の心臓毒が問題となっている。

PMMAは硬質プラスチックであり、骨細胞とは異質のため、接触面の骨細胞が萎縮をおこしclear zoneが形成されてくる。二つの物質が噛み合ない透明帯ができゆるみの原因となってしまう。また固まると硬度が石のように強いため、接触骨面との間にずれや空間ができたり、さらに後に隣接上下椎体の骨折を新たに発生することも少なくない。左図は一つ下の圧迫骨折が新たに発生したもの。Dr.Bambangよりの提供写真
