重度の椎間板ヘルニア
1071例が局麻、1泊入院、6mm切開のヘルニア手術を受けられ、95%が満足(優・良)の結果を得ました。PELDの手術件数は日本では第1位ですが、世界では片手内であります。成績は世界の上位と肩を並べて遜色はないといえましょうが、一部には成績不満足な方がおられることも事実であり、今後の精進が必要な所であります。
| 椎間孔経由:602例 transforaminal approach |
椎弓下経由:322例 interlaminar approach |
後外側法:147例 posterplateral approach | |
|---|---|---|---|
| L1/2 | 8例 | - | - |
| L2/3 | 45例 | - | 5例 |
| L3/4 | 54例 | - | 34例 |
| L4/5 | 429例 | - | 47例 |
| L5/S1 | 66例 | 322例 | 61例 |
| 1071例 | |||
※男性766例 女性305例 合計1071例
成績:優(664例 62%)
腰痛・坐骨神経痛がほぼ完璧に消失
成績:良(344例 32%)
しびれが少々残存
成績:優(63例 6%)
坐骨神経痛・麻痺が残った
成績不満足6%には坐骨神経痛や麻痺が残り、この原因が脊柱管狭窄症や神経回復不良等によるものと判断されたため、一部に1ヶ月後に内視鏡下脊柱管拡大術が施行されました。その結果は成績優~可となりました。現在ではこの反省を考慮し、CTの3Dを手術前に詳細に検討し、狭窄のある例は別の手術法(脊柱管拡大術)に変えたり、リハビリの術後徹底化等を行っています。従って巨大ヘルニアの手術成績は、最近ではほぼ全員大変良好となっています。

経皮的内視鏡椎間板ヘルニア摘出術PELDは、中重度のヘルニアに対してなされ、世界では10年の歴史を持っています。内視鏡下において小鉗子の他、レーザー光線やラジオ波等による熱凝固作用を持つハイテク機器を使用することにより、手術の成績がより高く、確実となることを示しています。
またリスクも0.5%以下であり、きわめて安全・安心な方法と言えます。
従来、手術法の合併症約10%に比べると、内視鏡の合併症は1/20以下の発生率で、かつ重篤なものではありません。ただし糖尿病、抵抗力の弱い方、免疫疾患等のある場合には、椎間板炎が0.24%に生ずる可能性は否定できず、抗生物質等の手術前後投与をしっかりとする必要があります。

韓国wooridul病院院長
Dr.SH.Lee(写真中央)は手術が世界で一番多く、当クリニックと継続的な直属連携を契約しています。

フランス Dr.Destandau(写真中央)
3cmとやや大きめの切開での内視鏡手術を施行

写真左よりDr.Yeung, Dr.Kambin, Dr.Chiu, Dr.三浦, Dr.Leu
世界の内視鏡の創始者達と技術提携