「椎弓間アプローチInterlaminar法」は、椎間板内、硬膜外での操作によりヘルニアをきれいに摘出する手術法 -ヘルニアの治療・手術の専門機関-
重度の椎間板ヘルニア
L5/S1椎間板ヘルニアの場合には後方の椎弓下から刺入することもあります。
骨盤が高い場合には経椎間孔アプローチが困難なため、経椎弓間からのinterlaminar法となります

針を椎間板に刺し徐々に管を太くしていき、6mmの操作管の中に内視鏡を入れて手術します。モニターで60倍のハイビジョン画像としてみることができます。

神経根に触れないように針をさすことがポイントであり、造影剤で確認しながら着実に行います。
shoulder approach法ではL5椎弓側面に針を接触させながら椎間板へ刺入します。

S1神経根の内側への巨大ヘルニアではS1椎体上縁に針を当ててから椎間板に刺入します。
axillar approachとなります。

椎間板内及び硬膜外での操作によりヘルニアはきれいに摘出できます。圧迫された神経根が除圧されていく様子が内視鏡モニターで60倍にて確認することが可能です。

<手術前>
<手術直後>
<左図:手術前>
L5/S1の巨大ヘルニアであるが、左より右に横にワイドなため、interlaminar法で、同一切開口7mmより左右の神経根の各々肩部より、針及び内視鏡を入れ直しワイドな髄核摘出を行った。神経の蒲団の役割をする黄靱帯を切除しないため、術後の神経は 癒着が起こりにくい。
<右図:手術直後>
手術直後のMRI像では横長のワイドヘルニアは充分切除され、堅いヘルニア塊は消失し、潅流水に置き換わっている。手術法は左右両側からの内視鏡挿入によるものである。下記に手術手順を示す。切開は一つのみで、翌日歩いて退院しました。
手術手順を以下に示します。左より右の方へ順にご覧下さい

局所麻酔下に針を椎間板に向けて刺入

左の神経根の肩部より針を刺入し、硬膜外造影で部位の確認

拡張管を順次椎間板に刺入しレントゲン透視下にて確認

7mm操作管を椎間板に刺入

内視鏡を操作管の中に入れ、モニターで拡大して3mm小鉗子でヘルニアを摘出

レーザーで椎間板内の髄核を蒸散する。モニターを見ながら安全に行う。一本25万円、一回限りの使用

ラジオ波で微少出血を凝固する。一本20万円、一回限りの使用

モニターで約60~70倍に拡大して手術を行うことができる

左の神経の肩部(外側)より髄核を摘出し終わった所

術中足首の動きを確認しつつ、お話もしながらの方法

反対側へ針を新しく刺入し、横に広がったヘルニアを除去する段階へ

再び拡張管を右側の神経根肩部より刺入

右側の神経根を確認し、その下のヘルニアを除去

黄靱帯は縦に裂けるのみで操作管を抜去すると自然に閉鎖して神経を保護。MEDやLOVE法では黄靱帯を全部除去するため、術後の神経癒着を起こす率が高くなる

MEDやLOVE法のように筋肉を切ったり切除したりすることはなく、筋間を拡張するだけのため、筋損傷がほとんどない。体に真にやさしい究極の手術法といえる