せぼねの手術・治療

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Vessel‐Plasty | 脊椎圧迫骨折の手術

・中・Vessel-plasty:椎体増幅形成術

脊椎圧迫骨折に対して行われる一泊手術です。30分~1時間の局所麻酔で行われ、翌日退院ができます。

急激に生じた圧迫骨折の痛みは寝返りや起き上がりが困難となり、徐々に猫背となり、背骨が丸く変形していきます。

数カ所でも同時に行う事が可能であり、骨折早期よりの治療も適応となります。日本では全医会グループのみで行われる手術です。

手術概要

局所麻酔にて2mm程の針を圧迫骨折内に差し込み、メッシュ袋内に特殊人工骨(骨セメント)を入れる方法です。

30分程の手術で翌日退院です。数か所同時手術可能です。

動画でご説明

局所麻酔で、骨セメントを注入し、背骨を修復。骨折による辛い痛みを軽快させます。1泊で退院。
脊椎ドック→手術(別日)の流れで、短期間で全て終了できます。

メッシュの袋に骨セメントが注入され、土嚢が詰められたように安定します。

メッシュの隙間より微量にしみ出るセメントが骨髄とかみ合い一体化します。

セメント前図
セメント前図

手術前後の写真

圧迫骨折によりつぶれた骨(左)がセメント注入(右)で椎体の高さが回復しています。

適応となる方

  • 骨粗しょう症による圧迫骨折の方

従来のセメント術との違い

メッシュ袋

Vesselplastyでは、メッシュでできた袋を潰れた背骨に挿し込みし、そこに人工骨セメントを充填します。それにより、従来のセメント術で多く問題となっていたセメントの骨外への漏れだしを防ぐことができます。さらに、メッシュ袋から染み出したセメントは周りの骨との適切に絡み合い、適合性も高くなると言われています。

新たな骨セメント

従来のセメントでは、セメントが固まる際約120℃もの熱が発生すると言われていました。新たに開発された骨セメントは発生する熱が65℃以下と、従来の骨セメントの半分近くとなっており、周囲の組織に与えるダメージが小さいと言えます。

また、含有される成分(Hydroxyapatite・strontiumなど)は周囲の骨細胞との適合性が高く、新たな骨の形成を促進すると言われています。骨セメント内の天然ストロンチウム分子はカルシウム分子と入れ替りやすく、骨誘導性に 富み、骨を丈夫にします。

手術のリスク・副作用等について

脊椎の手術では主に以下のリスクがあります。

主なリスク

  • 術部への菌付着による感染
  • 神経損傷
  • 術後血腫(術後の出血が神経を圧迫する)
  • 血栓症など

当院ではこれらの可能性を少しでも低減するべく、リスク管理の徹底、治療機器の開発、診断機器の導入、技術の研鑽を行っております。手術に関するリスクについても詳細に説明いたしますので、ご心配事は当院医師にご相談ください。

Vessel-Plasty手術の金額について

自費診療の場合(一部保険適応)

一泊二日90万円(2椎体目70万円、3椎体目50万円)(税別)
金額は診療内容や入院日数等により増減致します。詳細はお問い合わせください。

保険診療と自費診療の違いはこちらから

Vessel-plastyをご希望の方

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